投資

楽天証券、楽天銀行、楽天カードの始め方

2020年9月現在、積立NISAを行う証券口座としては、次のメリットがある楽天証券が最もお得ということが知られています。コロナ禍で3月に株価が暴落し、たくさんの個人投資家が証券口座を開きましたが、そのほとんどは楽天証券でした。

  • 楽天クレジットカード決済でポイント1%(月5万円まで)
  • ポイントで投資信託が購入可
  • 楽天銀行の預金金利が0.1%に

楽天証券と人気を二分する証券会社にSBI証券がありますが、こちらは海外の株取引やiDeco(個人型確定拠出年金)をする方にメリットがあります。証券会社によって得意不得意の分野があり、口座を開設しても費用はかかりませんので、本格的に投資をする方は複数の口座を持っていることが多いです。

さて、一般人には大変お得な楽天証券ですが、そこにはいつくかのトラップが仕掛けられています。私は知人の分を含め、何度も口座開設の場に立ち会いましたが、そのたびに穴に落ちて、スムーズに開設できませんでした。

このブログでは確実に口座開設と初期設定をするための手順を述べていきます。

すでに楽天経済圏を利用していて、楽天銀行、楽天カード、楽天銀行カードなどをお持ちの方への注意事項

  • 現住所、姓名の変更が済んでいますか
  • 楽天銀行カードは、投資信託のポイント還元には使えないかも

引っ越しや結婚などで住所や姓名が変わったのにそのままにしていると、楽天証券と連動させることができません。まずは変更の手続きを行ってください。

楽天カードと楽天銀行カードは名前は似ていますが別のもので、同時に持つことは出来ません。楽天のサービスには名前が似ていて内容が異なるものがあってイラつきますね。楽天証券のクレジット決済の説明では、楽天クレジットカードの名前しかでてこないので、楽天銀行カードは使えない可能性もあります。楽天銀行カードはキャッシュカードとクレジットカードを1枚にまとめたいという人以外はメリットはありませんので、万が一ポイントがつかないなら切り替えてしまいましょう。証券口座の開設後でも構いません。

楽天証券のメリットを活かすには次の3つの口座を作る必要があります。すでに持っているものがあれば飛ばしてください。

  • 楽天証券
  • 楽天銀行
  • 楽天カード

用意するもの

  • スマホ
  • メールアドレス
  • 本人確認書類 次のいずれか(楽天銀行の本人確認をスマホで行うには2種類必要)
    • 運転免許証
    • 健康保険証(住所の記入が必要)
    • パスポート(住所が記載されていないものは不可)
    • マイナンバーカード(マイナンバー通知カードは不可)
    • 住民票の写し(楽天銀行の本人確認には使えない)
    • 公共料金の領収書
  • マイナンバー(マイナンバーカードもしくはマイナンバー通知カード)

楽天証券の口座開設

投資そのものは、楽天証券の口座さえあればできますので、これを最初に作りましょう。詳しく知りたい方はこの動画を見てください。

スマホで、口座開設のアドレスにアクセスします。

  • 一番下の方にある口座開設のお手続きをクリック
  • 楽天会員かどうかの選択
  • メールアドレスの入力
  • すぐにメールが届くのでそれをを開き、中に書いてあるURLをクリックする
  • 本人確認書類の写真を撮って送る
  • 住所、氏名、生年月日などの基本情報の入力
  • ご案内メールの受信設定は不要(後からやめることもできる)
  • 納税方法の選択
    • 特定口座(源泉徴収あり)を選択
  • NISA口座の選択
    • 積立NISAを選択
    • 積立NISAは投資信託のみ 40万円/年 20年分の投資に対する利益に非課税
    • NISA 個別株と投資信託 120万円/年 5年分の投資に対する利益に非課税
    • NISA、積立NISAはどちらか一方を一つの証券会社でしか作れない
    • NISAで海外個別株に投資したい人は、SBI証券がおすすめ
  • 追加サービス
    • 楽天銀行口座の申し込みを選択
    • iDeCo、FX口座、信用取引口座は不要

一週間後に楽天証券のログインに必要なIDとパスワードが書かれた書留郵便が届きます。

楽天証券にログインして、次の設定を行います。https://www.rakuten-sec.co.jp/web/guidance/

  • ログインパスワードの設定
  • 取引暗証番号(株や投資信託の購入時に必要)の登録
  • アンケートへの回答
  • インサイダー登録(勤務先の会社などを登録)
  • 国籍の登録

マインナンバーの登録は、スマホアプリを使った方法がおすすめです。https://www.rakuten-sec.co.jp/web/service/mynumber/を見ながら行ってください。

これでようやく楽天証券が利用できようになりました。次は、楽天証券をお得に利用するための4つの設定です。

  • マネーブリッジ登録(楽天銀行の利率0.1% ハッピープログラムエントリの条件)
  • ハッピープログラムにエントリー(楽天ポイントがたくさん貯まる)
  • ポイント設定投資(楽天ポイントの倍率アップ)
  • 楽天カードで毎月積み立て設定(投資信託購入でポイント、ポイントで投資信託購入)

マネーブリッジの設定

  • 楽天銀行側の無料サービス
  • 楽天銀行の金利が0.1%と都銀の100倍になる(100万円で1000円)
  • 楽天証券と楽天銀行を連携させることにより、入出金が楽になる
  • ハッピープログラを利用するための必須条件
  • 楽天銀行は使わなくても問題なし

マネーブリッジの申込方法はこちらにあります。

ハッピープログラムに参加

  • 投資信託の残高10万ごとに毎月4ポイントが付与
  • 株式購入手数料100円ごとに1ポイントが付与

ハッピープログラムの参加手順はこちら

楽天ポイント投資でポイント倍率アップ

  • 楽天市場で買い物した際のポイント還元率が1%アップ
  • 楽天市場を利用しない人には無意味な設定

設定方法はこちら。「楽天証券ポイントコース」から「楽天ポイントコース」に変更。何この名前、堪忍袋の緒が切れそう! 私の記憶では、「楽天ポイントコース」は、この間まで「楽天スーパーポイントコース」だったと思う。

楽天カードで積立投資

  • 投資信託の購入に楽天カードを使うと、毎月5万円を上限に1%の楽天ポイントが付与
  • ポイントでも投資信託が買える。つまり実質的に利回りが1%増!
  • 楽天カードの引き落とし口座は、楽天銀行以外でもOK

楽天カードでの積立方法はこちら

楽天銀行の口座開設

続いて、楽天銀行の口座開設を行います。楽天証券の手続きの流れの中で行っても構いませんし、楽天銀行の申し込みページからでも構いません。楽天銀行の申込みは、楽天証券ほど複雑ではありませんが、詳しく知りたい方はこちらの動画を御覧ください。

大まかな流れは次のとおりです。

  • 楽天銀行の口座開設申し込みをクリックする
  • 楽天IDを持っているかいないかを聞いてくるので選ぶ
  • 楽天IDを持っていない場合は、住所などの基本情報を入力
  • メールアドレスは本人確認のため、携帯電話のキャリアメールが推奨されていますが、gmailなどでもOKです。
  • キャッシュカードの選択では、デビットカード付きを選ぶ。
  • 後で楽天カードを作りますので、ここでクレジット付きキャッシュカードは選んではいけません
  • 関連サービスは申し込まない
  • 本人確認書類のアップロードは、2種類必要になったようです。一種類しか準備できない時は、配達員に見せる方法、もしくは郵送を選択してください。https://www.rakuten-bank.co.jp/account/flow.html
  • デビットカードの利用者名と暗証番号数字4桁を設定 忘れないようにメモ
  • ネットショッピン用パスワードを入力(英字を数字を含む8-20桁)忘れないようにメモ
  • 楽天メールマガジンは選択しない
  • 内容を確認して、申込み
  • メールアドレスに、登録番号とアクセスキーが届く
  • 楽天銀行のアプリをスマホにダウンロード
  • アプリを開き、口座開設の書類提出を選択
  • メールで届いた登録番号、アクセスキー、生年月日を入力
  • 本人確認書類2種類の写真を撮って提出
  • 一週間から二週間で、Thank you レターが簡易書留で届く
  • 楽天銀行のサイトにログインし、初期設定を行う
  • 今後使用するユーザIDを設定(半角英数字8-12文字)ID多すぎるぞ! メモメモ
  • ログインパスワードを設定(半角英数字8-12文字)パスワード3つめ! メモメモ
  • 振り込みやATMで使う暗証番号の設定(数字4-12桁 ATMでは最初の4桁)4つめ!
  •  ワンタイム認証に用いるメールアドレスの設定 もう限界!
  • 合言葉の設定 全角ひらがな

これで楽天銀行が利用できるようになりました。

楽天カードの申し込み

すでに楽天会員になっていると申し込みが簡単に行なえます。また、支払いの銀行口座がインターネット経由でアクセスできない場合は、1,2ヶ月時間がかかるようです。支払い銀行として楽天銀行を使う必要はありませんが、ネット銀行を一つも使っていないのであれば、この機会に楽天銀行にするのもいいと思います。その場合、楽天カードの申込は楽天銀行の口座が出来た後から行うことになります。

詳しく知りたい方はこの動画を見てください。

  • 楽天カードのトップページに行き、カードを作るをクリック
  • ブランドを選択。すでに持っているカードとダブらないようにするか、こだわりがなければマスターカードがおすすめ
  • デザインを選ぶ。楽天カード、楽天PINKカードどちらでも可。
  • 名前、住所、メールなどを登録
  • お知らせは受け取らないに設定
  • 自動リボ払いサービス、キャッシングは申し込まない
  • 家族カードは申し込まない。家族でも別々に!
  • Edy機能は希望する
  • Edyのオートチャージも申し込む
  • Edyからのお知らせは受け取らない
  • 支払口座は楽天銀行などネット銀行を使っていれば、インターネットで手続き。そうでなければ郵送となり、1,2ヶ月かかるようです。
  • 暗証番号4桁の設定
  • 勤務先の情報入力
  • 同意事項の確認
  • 入力内容の確認