投資

30歳の投資シミュレーション

30歳から積立投資を始めると、どれくらいの資産が築けて、老後にどんな生活かできるのかをシミュレーションしてみましょう。用いるのは楽天証券の積立簡単シミュレーションです。

手取り額の25%を貯金と投資に回すことを考えてみます。30歳男性の平均的な手取り額は23万円らしいので、25%は5.75万円。そのうちの約半分28000円を積立投資します。積立期間は65歳までの35年間とします。そうすると65歳の時点で約3600万円になることがわかります。この時点で運用を停止して、95歳まで生きるとすると、30X12=360ヶ月で割った10万円が毎月使える金額になります。ところが、運用を続けて毎年4%づつ取り崩す方法を取ると、3600×0.04=144万円 毎月12万円使えて、かつ運用資金の3600万円は減らないとう魔法のようなことが起きます。積立NISAの最大額である年40万円積み立てると、毎月14万円、楽天カード決済で1%のポイントがつく最大値毎月5万円だと、なんと22万円も使っていいことになります。これだけ使っても、元本は減らないどころか増えていくのですから、複利の力恐るべしです。

現在30歳の皆さんが年金をもらう頃には、その額は独身会社員で毎月15-18万円程度になっている可能性が高いですが、それにこれだけ上乗せできれば、そこそこ豊かな生活が送れるのではないしょうか。

このシミュレーションでは、30歳時点の手取りの四分の一を貯蓄と投資に回し、その割合は50%としましたが、生活防衛資金(毎月の費用の3-6ヶ月分)の預金が溜まっているのであれば、もっと投資の比率を上げても構わないと思います。利息は複利で付いていきますので、若い頃は投資に比率を置き、年齢が上がるにつれて貯蓄の比率を上げていくようにすれば、もっと効率よく資産を増やすことができます。資産を持たないで生まれた一般の個人投資家にとって、唯一の武器は時間です。いますぐ証券口座を開いて、少額でいいので積立投資を試してみることを強くおすすめします。

なお、参考までに30歳で100万円を一括投資すると、5.5%で運用できれば65歳になったときには、650万円になっている可能性が高いです。

条件 毎月の積立額 最終積立 4%取崩し 毎月
手取りの1/8 28000 3559 142 12
積立NISAのMax 33333 4236 169 14
楽天カードのポイントMax 50000 6533 261 22