投資

アクティブファンドをやめた訳

2018年に「本当にお金が増える投資信託は、この10本です」という本を購入しました。この本では、日本一の投資信託アナリストが6000本の中から選んだ、本当にお金が増えるというインデックスファンドが10本紹介されていました。すべてアクティブファンドです。

私はその時には、ほとんどのアクティブファンドがインデックスファンドに負けていることを知っていましたが、著者が具体的なファンド名まで出して本を出しているのだから、信じてみてもいいかもしれないと思い、リストの中から複数のファンドをけっこうな金額を出して買ってしまいました。これは私の悪い癖で、時々統計的なデータを無視して、自信満々の個人の言説を信じてみようかなと思ってしまうことがあるのです。

結果は統計データが示唆したとおりで、すべて損切りしてマイナスで終わりました。現時点で見ても、2つのインデックスと比べても散々です。topixに負けているのは4割、先進国に負けているのは8割です。負け方もひどいです。未来を見通せる人間など一人もいないのですから、感情を抜きにして統計的に優位にある方を選択していくのが大事だということを学ぶことができました。

いま見たら2019年6月に改訂版【最新版】本当にお金が増える投資信託は、この10本です が出ていて、的中率100%なんて書いてあるのですが、それはさすがに前の本を買った方を馬鹿にし過ぎではないかと思いますね。

ファンド名 3年リターン
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) 1.6
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 5.17
One国内株オープン 3.88
iTrust日本株式 1.80
ニッセイ健康応援ファンド 8.79
三井住友・配当フォーカスオープン 1.28
J-Stock アクティブ・オープン -0.08
ラッセル・インベストメント外国株式ファンド 2.71
セゾン資産形成の達人ファンド 5.47
エマージング・ソブリン・オープン 0.46
投資のソムリエ 3.34
AMC/ステート・ストリート 0.89