40歳の投資シミュレーション｜投資信託購入の最適化

40歳から積立投資を始めると、どれくらいの資産が築けて、老後にどんな生活かできるのかをシミュレーションしてみましょう。用いるのは楽天証券の積立簡単シミュレーションです。

手取り額の25％を貯金と投資に回すことを考えてみます。40歳男性の平均的な手取り額は30万円らしいので、25％は7.5万円。そのうちの約半分37000円を積立投資します。積立期間は65歳までの25年間とします。そうすると65歳の時点で約2400万円になることがわかります。この時点で運用を停止して、95歳まで生きるとすると、30X12=360ヶ月で割った6.6万円が毎月使える金額になります。ところが、運用を続けて毎年4％づつ取り崩す方法を取ると、2400×0.04＝96万円　毎月8万円使えて、かつ運用資金の2400万円は減らないとう魔法のようなことが起きます。積立NISAの最大額である年40万円積み立てると、毎月7万円、毎月万5.7万円の積立だと、月に１2万円も使っていいことになります。これだけ使っても、元本は減らないどころか増えていくのですから、複利の力恐るべしです。

現在４0歳の皆さんが年金をもらう頃には、独身会社員の男性で毎月1６万円程度になっている可能性が高いですが、それにこれだけ上乗せできればそこそこ豊かな生活が送れるのではないしょうか。

このシミュレーションでは、４0歳時点の手取りの四分の一を貯蓄と投資に回し、その割合は50％としましたが、生活防衛資金（毎月の費用の3－6ヶ月分）の預金が溜まっているのであれば、もっと投資の比率を上げても構わないと思います。利息は複利で付いていきますので、手元にまとまった資金があればそれを一括投資すれば大きく増やすことが可能です。例えば40歳で１００万円を一括投資すると、5.5%で運用できれば65歳になったときには３８０万円になっているはずです。資産を持たないで生まれた一般の個人投資家にとって、唯一の武器は時間ですが、40歳だと時間ギリギリという感じでしょうか。もし、まだ投資を始めていないなら、いますぐにある程度の金額を積み立てたほうがよいと思います。